総合内科

身体の不調を感じたら、
まずはお気軽にご相談ください。

総合内科では、風邪の諸症状、脂質異常症、花粉症、片頭痛などの診療を行っております。
また、なんとなく体調が悪いなど、原因がはっきりとしない症状でお悩みの方も、症状から総合的に判断し、治療を行いますので、お気軽にご相談ください。


風邪

<子供の風邪>

風邪の大多数を占めるのは普通感冒です。普通感冒は風邪の中でももっとも軽いものですが、発熱、食欲不振、頭痛、下痢、嘔吐など人によって様々な症状が出るという特徴があります。生命に危険が及ぶことはめったにありませんが、子供は免疫力が弱く重症化しやすいので十分な注意が必要です。


<大人の風邪>

大人の場合は重症化することはほとんどなく、2日~3日程度で快方に向かうケースが大半ですが、まれに副鼻腔炎や中耳炎を起こすこともありますのでやはり注意が必要です。症状が出始めた段階で治療を受けると症状が軽症でとどまることが多いので、早めの診療を心がけましょう。


脂質異常症

血液中の脂質量に異常が見られたら

脂質は体を動かすエネルギー源の一種であり、人間が生きるためには必要不可欠なものです。しかし、血液の脂質が増えすぎると動脈硬化のリスクが向上します。脂質の管理はとても重要なものなのです。
脂質異常症には全くと言っていいほど自覚症状がないため、ある日突然心臓病や脳卒中を発症します。


脂質異常症は食事療法と運動療法で十分に改善します。きちんと治療を行うことが患者様の生活の質の
向上につながります。

花粉症

花粉症は花粉によるアレルギー反応です。原因となる植物は様々ですが、日本人の花粉症患者の約8割はスギ花粉症であるといわれています。スギ花粉症の流行期間は毎年1月~5月あたりで、この時期になるとマスクをしている患者様を良く拝見いたします。
一方、最近ではヨモギやブタクサを原因とする秋の花粉症にかかる患者様も少なくありません。花粉症患者は全国に2000万人といわれており、国民病の一種といっても過言ではありません。



花粉症は根本から治療するのは難しいですが、花粉が飛散する時期に合わせて薬物療法を始めれば
症状をかなり緩和することが出来ます。

片頭痛

光や音に対して過剰反応することもあるのが特徴で、視野にきらきら光る点(閃輝暗点)が出た時は片頭痛の前触れです。

頭痛には群発頭痛や緊張型頭痛などたくさんの種類がありますが、中でも有名なのは片頭痛です。頭の片側、もしくは両側がずきずきと痛み、場合によっては生活に支障をきたすこともあります。
片頭痛の原因は血流にあります。いったん血管が収縮して血液の流れが悪くなり、その後一気に拡張して血液が大量に流れた時に頭痛を発症するのです。


頭痛が出た際には症状に応じて薬を服用することにより、痛みを緩和することが出来ます。

糖尿病内科

糖代謝の異常により、高血糖の状態が続く病気です。糖尿病は先進国でよくみられる病気で、アメリカの糖尿病有病者数は2900万人超、日本の糖尿病患者数も950万人位まで膨れ上がっています。
糖尿病には1型と2型がありますが、成人発症のほとんどは2型糖尿病です。糖尿病になると四肢切断や失明、尿毒症などのリスクが激増しますので、しっかりと予防することが大切です。
また、糖尿病はかなり進行しないと自覚症状が現れませんので、毎年健康診断を受けることが予防につながります。

消化器内科

内視鏡検査で癌の早期発見を

当院の消化器内科では、食道、胃、腸などの消化管疾患(胃潰瘍、急性胃炎、急性大腸炎、過敏性腸症候群、胆石症、脂肪肝など)の治療を扱っております。内視鏡による検査で、消化器系の癌の早期発見が可能です。
▶内視鏡検査についてはこちら

<胃潰瘍>

胃潰瘍は、40代から50代によく見られる病気です。主な症状は胃の痛みです。空腹時だけでなく満腹時にも胃の痛みを感じるのが特徴です。胃潰瘍の原因はピロリ菌であるといわれています。ピロリ菌は、一度除去してしまえば、胃潰瘍が治癒するだけでなく再発率も非常に低くなります。


<急性胃炎>

胃炎には急性胃炎と慢性胃炎があります。急性胃炎は急激な症状が現れるのが特徴です。他の胃の病気と同様に胃の痛み、吐き気、嘔吐、食欲低下などの症状が見られますが、軽症の場合は安静にしていれば2日~3日程度で治癒することが多いです。主な原因はストレス、暴飲暴食、アレルギー反応などです。
急性胃炎が慢性化することは通常ありませんが、症状はかなり苛烈なため適切な治療を受ける必要があります。


<急性大腸炎>

急性大腸炎は大腸だけで起こる病気ではありません。主な症状は下痢、腹痛、発熱などです。症状が進行するにつれ食欲がなくなり、体力が低下していくので、早めの治療が大切になります。
急性大腸炎の原因は様々ですが、メジャーなものは暴飲暴食やストレスです。また、細菌や薬物が原因となることもあります。医師の指導のもとに適切な食事をとれば、多くは1週間以内に治癒します。


<過敏性腸症候群>

過敏性腸症候群は、ストレスが原因で下痢や便秘、もしくはその両方を繰り返す病気です。
一般的に男性は下痢を、女性は便秘を起こしやすいといわれています。


<胆石症>

胆石とは胆汁の成分が石のように固まったもののことです。胆石症はほとんどの人が無症状ですが、ごくわずかな人に出る症状は大変苛烈です。経験がないような激しい腹痛に襲われ、その症状は数十分から数時間ほど続きます。胆石の成分は様々ですが、現在はコレステロール胆石が全体の70%を占めています。肥満体型の方はコレステロール胆石が出来やすいのでダイエットが必要です。


<脂肪肝>

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれています。脂肪肝も他の肝臓の病気と同様に自覚症状はなく、病院での検査で初めて発見されます。脂肪肝は肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積された状態のことを指します。脂肪肝には大きく分けてアルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝の2種類がありますが、よりメジャーなのはアルコール性脂肪肝です。アルコールの飲み過ぎが原因で発生します。

ピロリ菌

胃がんの発症に関係の深いピロリ菌

ピロリ菌除菌療法の保険適応が拡大され、内視鏡検査(胃カメラ)で胃炎と診断された患者さんも、保険でできるようになりました。ピロリ菌は、胃がん発症にも関係していることがわかってきており、除菌によって胃がん発症リスクが減少します。ピロリ菌感染が判明した場合には、ぜひ除菌療法をおすすめします。内視鏡検査ができない場合や希望されない場合には、自費診療となります。

当院は、日本ヘリコバクター学会ピロリ菌感染症認定医が診断・治療を行っております。

呼吸器内科

当院の呼吸器内科では、気管、気管支、肺などの呼吸器疾患全般の診療を行っております。

<喘息>

喘息は空気の通り道である気管支が急に狭くなって呼吸がしづらくなる病気です。喘息の主な原因はアレルギーです。アレルゲンはダニ、ハウスダスト、カビなど様々です。アレルギー以外では風邪、インフルエンザ、ストレスが原因となることもあります。
喘息は薬でコントロールすることが可能です。



<急性気管支炎>

ウイルスが原因で起こる気管支炎です。風邪やインフルエンザで弱った気管支にウイルスが引っ付いて起こることが多く、風邪と似たような症状が現れます。
場合によっては呼吸困難が見られることもあるので、適切な治療を受ける必要があります。


<肺炎>

主に感染による肺の炎症です。頭痛や発熱など風邪に似た症状のほか、呼吸困難などの症状が現れることもあります。肺炎には様々な種類があり、治療法もそれぞれ異なります。代表的な細菌性肺炎の場合は原因菌を特定して、その菌に合わせた治療を行うのが一般的です。


睡眠時無呼吸症候群

睡眠時に呼吸が突然止まる、肥満傾向のある男性によく見られる病気です。直接的な症状は睡眠時にしか現れないため、一人で寝ているとなかなか気づくことがありませんが、実際には多くの人がかかっている病気です。日中の間接的な症状は眠気、不眠、疲れやすさ、集中力の低下などですが、こうした症状があるからといって必ずしも睡眠時無呼吸症候群であるとは限りません。


まずは減量が必要になります。副鼻腔炎や扁桃肥大などの慢性病は睡眠時無呼吸症候群のもとですので、その病気がある場合はそちらの治療をあわせて行います。重症の場合は睡眠中に器械を使うこともありますが、そうなる前に治療をすることをおすすめします。

▶睡眠時無呼吸症候群をもっと詳しく知りたい方はこちら

循環器内科

当院の循環器内科では、狭心症、心筋梗塞、不整脈などの心臓の病気、高血圧や高脂血症などの血管系の病気を扱っております。

<高血圧>

高血圧とは上(収縮時血圧)が140以上、もしくは下(拡張期血圧)が90以上の少なくともどちらか一方を満たす状態と日本高血圧学会は定めています。血圧が高くなる原因は様々ですが、代表的なの原因は塩分過多です。その他、肥満や老化、体質も高血圧の原因となります。


<心筋梗塞>

血管が狭窄することにより十分な血流が生まれない病気です。冠動脈が動脈硬化を起こすと血管が細くなり血流が悪くなりますが、多くの場合は数分程度で治ります。これを狭心症といいます。さらに病気が進み、冠動脈が完全にふさがると心筋梗塞となります。非常に強い胸の痛みが最大の特徴です。体が締め付けられる感覚があり、場合によっては恐慌をきたすこともあります。
心筋梗塞は命にかかわる重大な病気なので、症状が出たらすぐに医療機関に行きましょう。

▶動脈硬化をもっと詳しく知りたい方はこちら


<狭心症>

血管が細くなることにより十分な血流が生まれない状態のことです。
狭心症は心筋梗塞一歩手前の状態なので、症状が出たら放置せずに適切な治療を受けることが大切です。


<不整脈>

脈拍が異常に早くなったり(頻脈)遅くなったり(徐脈)、あるいは間隔が不規則になったりする状態のことです。動悸などの自覚症状がありますが、病院で心電図を取って初めて気が付く方も少なくないようです。
健康な人もたまに不整脈を起こすことがあります。不整脈になる頻度が高かったり、失神したりするなどの意識障害が出た場合には治療をしなければなりません。
不整脈の検査は心電図で行います。中でもホルター心電図は24時間つけっぱなしにしながら生活でき、日常生活のどのような時に不整脈が起こっているのかがわかるのでよく使われます。